『ねぇ ヒロト、ずぅっとずぅっと一緒にいようね』 幼い日の思い出。 七夕の日に、毎年、毎年誓い合ったっけ。 中学に入ると同時に、ヒロトが転校した。 それでも、毎年七夕の日には、また誓い合った。 雨だろうが、台風だろうが、絶対にヒロトとあたしは一緒にいた。 その日だけが唯一会える日だから。 高校に入って、最初の七夕の日に、『マイ、大学卒業したら、結婚してくれ。』ってちょっと照れくさそうに、指輪をはめてくれたときは、ビックリしたなぁ…