「おい,ついたぞ」

はっと我に返った



周りを見渡すとそこは,

『屋上?』


「俺たちのお気に入りの場所」


『なんでここにつれてきたの?』


「気に入ったから」



さっきと同じ答え・・・


先に折れたのは私


ため息をつき屋上を見渡す




目が留まったのはフェンスの外に見える景色






ゆっくりとフェンスに向かって歩きだした



しばらくの間景色を眺めていた





そろそろ教室に戻らないと

そう思った私は振り返り,入ってきた屋上の扉にむかって歩き出す