親父にペース狂わされたけど 自分がしていた事に戻る …願い事…なあ… …ん?そう言えば 親父が変なこと言ってたな 悪いとは思ったが 親父の言葉が気になりすぎて 僕は彼女の短冊を見に行った 夜風が生ぬるい 薄い暗闇の中 目を細めて彼女の願い事を読んだ 「……これっ」 読んだ瞬間、帰るときの逆光を浴びる 彼女の顔が頭をよぎった 【この店に通う幸せな毎日が ずっと続きますように】