「まあ、そんな落ち込むなよ。また行けばあえるだろ?」






梨由はもらったビールを一気に飲み干した。







「それもそーね」







梨由は、口を手で拭きながら、空けたグラスを光哉に渡した。







「お前なぁ、のみっぷり良すぎ」







呆れた顔でグラスを受け取った。







「さてと、愛する詩織のよこで寝てきまーす」






自分のペースを崩さず、さっさと席を立ち、寝室へ向かう。







「おやすみぃ」







「おう、ゆっくり寝ろよ」







寝室へいくと、ベッドですでに寝ている詩織の顔を確認した。







優しくおでこを撫でて、微笑む。







「いつか、紹介できたらいいな」








そう呟き、梨由もベッドへ入り、昔の出来事を思い返しながら、眠りについた。