ゆびきり

唇を離すと、私も詠士に最高の笑顔を見せた。





「大好きだったよ。ありがとう、詠士」





最後の抱擁をして、私たちは笑顔で別れた。






詠士がいなくなった今、本当に抜け殻のようだった。






私は着替えに行くために部屋に入ると、机の上に色紙がのっているのが見えた。






私は胸が高鳴り、その色紙を手に取る。





詠士からの最後のプレゼントだ。