ゆびきり

次の日。





私は仕事休みに詠士にメールをした。




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荷物を持って行ったら、鍵はポストに入れておいてください。





やっぱり、顔を合わせるのは今は無理だ。





口で言っても、頭はまだ実行できない。





人を好きになって、選んでもらえないなら、すぐにさっぱり気持ちも終われたらいいのに、なんで私の心はこんなにも重たいのだろう。






もう、手離したのに気を抜いたらまだ泣きそうな自分が情けなく感じる。






真斗の昨日の言葉に、甘えたいけど、こんな前にまだ進めない気持ちじゃ返事もできないよ。






焦らないと言ってくれた。





さっきも、気を利かせてなのか、朝から元気のよさそうなメールをくれる。






そんな真斗の存在が、倒れそうな私の支えになってくれている。