ゆびきり

光哉は、なんとなくミサの意図が見えてきた。






これは、離婚への後押しではない。





「見てもらおうよ。日和ちゃんたちにもみてもらいたいんじゃない?」





急に光哉がミサの提案にのってきた。分からないのは梨由だけだった。






「確かに日和にも見てもらいたい…」





「友達にも好きな人にも伝えれる新曲よろしくー」





ミサは明るくそういった。





光哉も頷き、

「よし、作るか!ライブのための書き下ろし」





梨由も、あまり乗り気ではないが、詩を作ることに納得した。