ゆびきり

最近、職場で特別招待券を貰った水族館のチケット。






こんな形で詠士を誘うなんて思ってもなかった。そもそも、デートなんて私たちは一度もしたことない。





一緒にリース行って、帰ってくるくらいで、繰り返される日々を過ごしているだけ。






一緒に住んでいても、付き合っているとは言えない。






そんな私の差し出すチケットを詠士は不思議そうに受け取り、じっくり見つめた。






なかなか返事のない沈黙の時間が長く感じてしまう。