ゆびきり

リースにつくと、詠士がすでに待っていた。そして、倫子も事情を聞いていたらしく、凄く心配してくれていた。





「本当、日和が無事でよかった」





「心配かけてごめんね、正直、梨由に本当感謝してる」





詠士も心配してくれてはいるみたいだけど、梨由と会ったからかな、少しぎこちなく感じる。





「でも、よく梨由が通ったよな」





「ちょうどイベントやってたみたい。それで、走る私をみて追いかけてくれたって言ってた」





真斗は、

「なるほど」

といって、頷く。





それからは、いつものように他愛のない話をしながら、あまり話さない詠士をなるべく気にしないように過ごした。