ゆびきり

「なんつーか…お前たち三人とも不器用だなって思うよ。ずっと、みてるともどかしい。俺は誰を応援するとかないけど、日和もさバカ素直なんだよ。真っ直ぐすぎ」






真斗は頭をかきむしりながら言った。
その言葉に、凄く愛情を感じる。



昔から見てきた詠士と梨由。



途中から現れた私。





真斗からしたら、きっと、詠士と梨由を応援したい気持ちのほうが強いだろう。





なのに、私の気持ちも汲み取ってくれる。バカ素直なんて、言葉悪そうに聞こえるけど、真斗なりの私を認めてくれている言葉にとれる。






「本当、真斗は口が悪いんだから。真斗こそ素直に言葉言えたほうがいいよー」






私はわざと、可愛くない言い方で真斗に言い返した。






「うるせーよ。てか、日和はバカ素直なままでいいんだよ。誰だって、自分で言った言葉を100%実行できる奴なんていないんだから。矛盾な気持ちも含めて、思った通り動いてみろよ」





真斗は少し恥ずかしそうにそう言った。





そんな真斗をみて、私はさっきまでの茶化していた言葉が出なくなった。




その代わり、涙が溢れてきてしまいそうになる。




でも、こんな道端でないたら、真斗はきっと困るから、私は必死で堪えた。