ゆびきり

「友達だもん、当然でしょ?」






そういって、梨由は優しく微笑んでくれた。





あの日、私は友達と言えるか曖昧にして去っていったのに、梨由はなんの曇りもなく、私に友達だと微笑んでくれる。






そんな梨由の、優しさに私は安堵した部分もあってか、涙が流れた。






「梨由…」





私は、梨由に泣きながら抱きついた。






梨由は、そんな私を受け入れるように頭を撫でながら、


「大丈夫だよ」



と、私を落ち着かせてくれる。







どうして、私は梨由に酷い態度を取ってしまっていたんだろう。





こんなに、大事なときに私をいつだって、助けてくれる存在を、どうして、手放してもいいと感じたんだろう。





これほど、大切な友達は梨由以外いない。