ゆびきり

「やっと、おいついた。逃げ足速いクソガキだね、あんた」





絶対絶命…





でも、ここは交番で市民を守ってくれる場所なはず…






なのに、どうして誰もいないの?





「私は、あなたを知らない。どうして追い回すの?」





お願い、話を長引かせる間にお巡りさん、帰ってきてよ。






「あんたが、昨日詠士とコンビニにいくところ見たんだよね。あんたみたいな地味な女が詠士に、似合うとでも思ってるの?」






マヤはじわじわと、私に近づいてくる。
私も後ずさりをする。






「一緒にいてもいいじゃないですか。友達なんだから」





友達というワードを出せば、引いてくれると思った。





しかし、そんな言葉では狂った人には届かなかった。