ゆびきり

それを見るなり、詠士は少年のように目を光らせそれを見つめた。







「うおっ!デビルミッキーじゃねーか!まじ欲しがったやつ、なかなか手に入らなかったのに」







詠士の反応に、真斗は勝ち気な態度で、入手ルートを語る。







「だろ?大変だったんだからな。やっとオークションでみつけたんだから」







「マジ?お前いいやつ」







詠士と真斗は手をがっちり握りあった。







これが、男の友情なんだと関心してしまう。







しかし、詠士がデビルとはいえ、ミッキーが好きなんて初めて知ったよ。







意外な可愛らしさがまた知れて、私はクスリと笑った。








「次は、日和渡せよ」







突然の真斗からのパスに、一瞬戸惑ったが、気を取り直して、私もプレゼントを取り出した。