ゆびきり

−−リース−−




リースに詠士も到着し、皆でテーブルを囲っていた。







もちろん、私は詠士の隣で、私の前には倫子、その隣に真斗が座っていた。








「改めて、詠士、誕生日おめでとう」







「おめでとー」








みんなで、鮮やかなカクテルのグラスで完敗。







「ありがとう」







詠士も、いつも以上に嬉しそうな笑顔をしていた。







「じゃあ、プレゼント俺から渡すぞ」







真斗ははりきって、プレゼントを詠士に渡した。






「おっ、サンキュー」







詠士はプレゼントを受けとると、早速プレゼントを開けてみた。







大きな袋の中には、どうやら何かのフィギュアが入っていた。