ゆびきり

もう…




詠士のさりげない仕草は、いつだって私をドキッとさせる。







本人は自覚ないんだろうな…







「もう、子供扱いされてるみたい」







私は、ふてくされたふりをして、詠士の手をはらう。







「子供みたいなもんだろ?その反応は」








そういって、笑顔でまた、私の頭をぐしゃぐしゃにする。







「わぁ、もう!」







怒ったふりしたくても、どうしても口元が緩んでしまう。







私も、好きな人には弱いな。







詠士には、嫌な雰囲気を一瞬でかえる力がある。








だから、自然とみんなが集まり、好かれるんだろうな。







詠士を好きなのは、私だけじゃない。