ゆびきり

「あははははっ!お前、風邪引いてるのに、食欲あるならすぐ、元気になるよ」








そういって、詠士は私の頭に手をのせる。







それだけで、私は違う意味で胸がドキドキしてしまう。







「も、もう、バカにして…」








私は、わざとふてくされてみる。








「まあまあ、大人しく寝てるかなんかしてろよ」







詠士は私をなだめるように背中を押す。








「はーい、じゃあまた部屋で寝るとしますか」







「おう、ごゆっくり」







私は重い足取りで、自分の部屋へ行った。