ゆびきり

知らない道をただ、ひたすら歩いていた。








その先に、人影が二つ…








向かい合ってる二人には、私は見えていないようだ。








私がいる場所は暗闇で、まるでスクリーンをみているかのように、二人がいるところだけ、明るく見える。








二人は…







詠士と梨由








あの写真の時代の二人がそこにはいた。








幸せそうに、見つめあっている。








若く幼い二人。








私も、そっちに行きたいのに、行きたいのに








歩いても、歩いても







距離が縮まることはない。








とても、虚しく哀しくて…








涙が流れると、同時に私は夢から覚めた。