ゆびきり

心配そうに見つめてくれている。








それだけで、昨日の不安が少し癒される。







「寝たら、治るから」








私は無理に微笑んで見せた。







「じゃあ、俺が看病してやるよ」








詠士は元気にそういうと、寒い朝なのに、窓を開け始めた。








「さ、寒いよ」








そういう私に、いつもの笑顔で笑いかけ、




「風邪には換気が必要だろ。今日は晴れてるし、邪気とんでくさ」




と、自信満々に詠士は言った。








間違ってはいない意見だけど…








なんだか、そんな詠士が可愛く感じて、クスリと小さく私は笑った。








やっぱり、どうしても私は、あなたは好きだよ。