ゆびきり

その日の夜は、全く寝れなかった。








そのせいか、朝起きると体調が悪かった。







怠い体を起こし、熱を計ると38度を超えている。







「今日は休もう…」







私は会社に電話して、休むことを伝えたあと、リビングへ行った。








「あれ?今日は余裕してるじゃん」








リビングには先に詠士がいた。いつのまに帰って来てたんだろう。







昨日のことはなかったかのように、普通の詠士がそこにはいた。








「熱あるの…だから、会社休んじゃった…」








元気が全くでない。







私はだるそうに、水をコップに入れると、椅子に座った。








「大丈夫か?確かに顔真っ赤だな」







詠士は私の向かいに腰かける。