そこを頑張ってスルーしてたってゆーのにドアップを見たおかげでスルーせざる終えなかったじゃねーか。
それに比べ、俺は高2にして未だに童顔という…もうイケメンってなに。
そう思いながら俺から引いた颯を睨んでいると、颯がまた気持ち悪いことを言った。
「いや、今日も最高に可愛いなーと思ってつい!」
「……は?」
「先輩は俺の可愛いプリンセスです。だからそんな可愛いプリンセスを守るプリンスになるために、俺を踏んで欲しいんです。
プリンセス、どうか俺を踏んで下さい!」
「…なにソレ気持ち悪っ!踏むというよりかもう殴りたいんだけど」


