「いっ、いいんですか!?踏まないでプリンスにしてもらってもっ!」

「…その前に踏む理由が分からないしね」



俺に「まぁいいよ」と言われてめちゃくちゃ笑顔で喜ぶ颯に、俺もつられて笑った。


――それから俺はどの店でも襲われず、平和に過ごしていた。

…今日までは。



「やっと店員に襲われなくなったってゆーのに……なんで、お前に襲われなきゃいけないんだよ!」

「もちろん俺は先輩の穴を守りますが、大抵は攻めます。プリンセスの穴はプリンスのもの!

さあプリンセス、脱いで下さい!」

「…今度は踏むぞテメェ」










END