公開SMプレイかよ!と、ツッコんでなんとか颯を立ち上がらせようとしたものの、颯の力は意外に強くて無理だった。

泣いていいかな、俺。



「先輩が俺を踏んでくれるまでずっと立ちません!絶対にっ!」

「オモチャを買ってもらえなくて駄々る子供かよ…。

もうさ、踏まなくてもプリンスにしてあげるからさ、お願いだから立ってよ!」

「えっ…!」



そして俺は結局買ってあげるお母さんか。


必死になって俺がそう言うと、颯はバッと立ち上がって俺の目の前に来た。

…オモチャを買ってもらった子供のように目をキラッキラさせて。