「良かった…開けてくれて」 そこにいたのは… 中年の男性だった。 でも、普通じゃない。 高そうなスーツに靴。 キラキラと光る指輪。 それに……その人の後ろに立つガードマンのような、おっきい人たち。 「だ…だれです…?」 あまりにも…不審だ…。 もしかして怖い人? 私が恐る恐る声を出すと、 その人はニッコリと笑った。 そして、こう言った。 _