君の魔法がとける瞬間(とき)




「俺ら、あれからスカウトされてさ。芸能界デビュー?しちゃった訳よ。だから、俺のこと見るんじゃない?」




「知らなかった!誰も教えてくれないんですもん!ひどいですよぉ…」




「だから〜、言ったと思ってたんだって」





「きっと私のことなんて忘れてしまいますね…」




四人は、高校生のときから人気なのに…これで芸能界デビューなんかしちゃったら…



そう考えると、少し寂しくなった私。





「バーカ!お前は…やっぱりバーカだな!バーカバーカ!」




「そんなにバカバカ言わないで下さいぃ〜!もう!先に行きますよ!」





私が先に歩き出しても、碧空さんはついてもこない…。




もぉ………こんなはずじゃ…なかったのに。






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