偶然と必然が折り重なって出来あがったわたし達の関係。 山之辺の母と妹が事故にあったことも。 わたしの祖母が亡くなったことも。 母があの病院で働いていたことも。 だからわたし達はあの墓所で出会った。 だからわたし達はあの病院で時を同じく過ごしていた。 どこか見えないところで、不思議な力が働いているとしか思えない。 でも、それを紡いでいくのはわたし達の意思なのだ。 知らぬ間に通り過ぎてしまうかもしれない縁を、先へ繋げていけるかどうかは、わたし達の今にかかっている。