『子を持って知る親の愛』 山之辺はそれを体現したいと思っているのかな。 確かに、わたしの描く幸せはつつがなく日々を送ること。 それは家族の生活を守ること。 その為なら何だってする、って思ってきた。 でも…… それとこれとは次元が違う。 結婚って、自分達で新しく家族を作って、関係を紡いでいくってことだよ。 子供を持つって、途中で投げ出せない大きな責任を担うってことだよ。 まだ自分の未来も見えないわたしに、そんな決断ができるわけない。 山之辺と違って、わたしの思考は迷いだらけだ。