「そうかぁ……、なぁ霧子、やる?」 ――って、なんなのその誘い方はっ!! 「ったく、なに雑談で物事決めてんのよ! だいたいね、あんたはわたしに求め過ぎっ! 毎日わたしの手料理食べてるだけじゃ飽き足らないわけ?」 勢い即答してしまった。 ――やばい…… 「なんだ、やっぱり聞こえてたんだ。 まぁ、確かに俺はお前に求め過ぎてる。けどな、 それはお前に惚れてるからだろ。 好きなんだ。 お前の全てを欲しいと思って何が悪い?」 山之辺の目は、わたしを真っ直ぐにみつめ揺ぎ無い。