【猫擬人化の場合】 「……」 「なに、みてんの」 そりゃあ誰だって見るだろう。猫耳男が私のベッド上にいれば。 「ちょ、けいさああ――」 「うるせ」 枕を投げられた。 「叫ぶのは風呂ん時の歌だけにしてくんねえか」 「なな、人の趣味をなんでしってんの!」 「は?お前が毎日、俺の嫌いな風呂にいれさせんだろ。なあにが、ぶくぶくしましょうねー、だ。いい歳こいてきもちわる」 「ちょ、それは私のペットのニィにしか分からないことって……まさか、ニィ?」