「妄想通りのことしてやるよ」 「ずいぶんと上から目線な。私の方が年上ですよ」 「俺より小さいくせに何いってんの?力もねえ、しかも、こんなことされても抵抗しないなんて」 腰に、彼の手が回される。 びくりと反応したのを見たか、彼は楽しそうだった。 「教室での行為、しかも先生と生徒ときた。かなり背徳じゃね?ぞくぞくしてんじゃないの、せんせ」 心臓がバクバクしてきた。 誰も来ないよなと廊下を見れば。 「俺だけを見ろよ」 逃しはしないと謳う目が、私を見ていた。