「うるさい……!」 「鳴くな、雌犬が。まあ、黙れとは言わない。鳴き叫び、泣き喚く悦楽でも与えようか」 ずい、と魔王が私の体を抱く。 「たあんと味わえ。女であることの喜びをな」 甘い囁きだけで昇天しそうになった。歯を噛みしめるが、魔王の指が――