「…華!!…梨華!!」 「…へぇ…」 「起きろ。ついたぞ」 「…あれ?あたし寝てた?」 いつの間にか寝ていたらしいあたしは 勢い良く起き上がり 周りをみてみた。 「お寺?」 「早くしろ」 そう急がす龍二さんに あたしは急いで車から降り、 かわいい花束を持つ龍二さんの 後を必死で追った。 「ねぇ龍二さん、誰のおは…え」 お墓の前で止まった龍二さんに 喋りかけてたあたしは、 名前をみてびっくりした。 初めてきた場所 「お父さんのお墓…?」 石には神田家の字。