ヤクザに愛された女 弐



「あんた本当になんも
聞かされてないの??」


そんなあたしに
凄い剣幕で言うあゆに、


今海皇で何が起きているのか、


聞くのが怖くなった。


だけど、


「聞いてない。何があったの?」


震える声であゆに聞いていた。


「落ち着いて聞いてよ?昨日、
乱紅が海皇の倉庫に攻めに入ったの」


その瞬間、
あたしは崩れるように
その場にしゃがんだ。


クラスのみんなはあたしを
心配するように見ていて、


「……うそ…」


あたしはその言葉を
信じられないでいた。