ヤクザに愛された女 弐



あたしの顔を見るなり
麗奈さんは立ち上がり優しく笑った。


「で?なんかあったの?」


そしてあたしの部屋に付くと
麗奈さんは机の前に座りあたしと
カバンを交互にみた。


「あの…」


「なに?あんたもしかして、
イジメにあってんの?!」


あたしが言いかけた
言葉を遮り麗奈さんは、


とんでもない言葉を投げかけてきた。


「ち、違います!!学校はいたって
普通で楽しいですよ!!」


だからあたしは、急いで否定をして、


「海皇初代総長の、神田海さんの事、
知ってますか?」


と、担当直入に聞いてみた。