「なんも見えないよ?」 その部屋は暗くて何も見えない。 あたしは必死に龍二さんにしがみ付いていると、 「「梨華ちゃんおかえりー!!」」 そんな掛け声と一緒にクラッカーがなり、 「わぁ!!」 一気に電気がついた。 そしてある人と壁にあったものによってあたしはまた、 「……ッッ…!!」 涙をながした。