ヤクザに愛された女 弐



「なんも見えないよ?」


その部屋は暗くて何も見えない。


あたしは必死に龍二さんにしがみ付いていると、


「「梨華ちゃんおかえりー!!」」


そんな掛け声と一緒にクラッカーがなり、


「わぁ!!」


一気に電気がついた。


そしてある人と壁にあったものによってあたしはまた、


「……ッッ…!!」


涙をながした。