明穂とはいつも「会社でお父さん、部下の人に絶対嫌われてるよね」と話していたけど、案外そうでもないかも知れない。
自分が仕事でミスって慌てた話を披露したり、会社の若い人の謎の言動なんかを逆に樹たちに相談したりして、お父さんも楽しそうだった。
とにかくまぁそんな感じで、男3人盛り上がっている。
てゆーか、樹も祐二さんも大人なんだな…ってしみじみとそう思った。
お天気が良くて気持ちがいい。
花びらを巻き上げて爽やかな風が渡っていく。
お腹も満たされてきて、お母さんの「もっと食べてよ」攻撃を何気にかわしていると、樹が声をかけてきた。
「真琴…」
「ん?」



