朝が待てなくて


横向きのトラックのてっぺんからは結構な高さがあり、着地の瞬間、樹は前につんのめって、全身を地面に叩きつけられる。


そのはずみで、担がれたドライバーも道路に放り出された。




その直後だった――。



爆音が響いて、トラックから火柱が上がった。


とっさに樹はその人に覆いかぶさり、爆風から身を呈して守っている。


それ以降は炎上するトラックばかりが映し出されて、樹たちの様子はもう画面では確認できなかった。






心臓がバクバクしている。
背中がじっとりと汗ばんでいる。


……こんなにも間一髪のところだったんだ。



一瞬遅ければ、樹は――
爆発に巻き込まれて、ダメだったのかも……。




「バカなんだよ、こいつは」


祐二さんが吐き捨てるように言った。