よかったぁ……!
ヘナヘナと樹のベッドの脇にしゃがみ込む。
「で、薬かなんかで眠ってるんですかね?」
と祐二さん。
「いえ、薬は飲んでないけど、んー、疲れてるのかな?」
看護師さんはベッドで熟睡している樹に目をやり、それからわたしたちのためにパイプ椅子を2脚並べてくれた。
そーだよ、きっと疲れてる……。
「相原さんトラックに携帯を忘れたらしくて、電話をかけに行っていいか何度か訊かれたんだけど、検査が終わってからにして下さいって、こちらからお願いしていて……。
でもベッドに横たわって心電図とってたら、もうすっかり眠り込んじゃって」
看護師さんが苦笑する。
「こいつ、こーなったらなかなか起きないからなー」
なんて祐二さんがやっと明るい声を出した。



