「もらう、もらう、もらう、もらう……!」 100回ぐらい叫びたい気分。 真剣な顔がふわっとほどけて 太陽みたいにまぶしい笑顔になる。 「ほんじゃあ、稼いでくるか!」 明るくそう言うと、樹はまだ暗い街へと出かけていった。