「おーい、真琴! シート、シート!」
お父さんと陣取る場所を決めたらしく、樹の大声が飛んできた。
「はーい!」
走ってって青シートを広げると、それはめちゃ大きくて
うふ、みんなでお昼寝とか出来そうなくらいだった。
満開の桜の下、お母さんとお父さんはいそいそと靴を脱ぎ、もうその上に上がってる。
明穂は大きな桜の木を見上げて感動中だ。
「お前ら、俺の暴露話なんかしてないだろうな?」
ゆっくりやって来た祐二さんの肩を抱えるようにして、樹が低くささやいた。
「あれ? 聞こえてた?」
なんて言うから、祐二さんはそのまま樹にヘッドロックをかけられていた。
あはは、小学生。



