だってわたし避けられてる……もん。


電話もメールも返って来ないのは、そーゆーことだよね?
樹はもうわたしと会う気がないのかも……。


暗く重たい気持ちにギュウッとまた押しつぶされそうになる。



ううん……!


だから、じゃん。


だからこそ何としてでも樹と会って、気持ちを伝えたいんだ。


負けたらダメ。


自分が悪かったんだから、泣かないでちゃんとがんばろう。




今日は金曜日。


夕方また樹の部屋を訪ねて、今度は彼と会えるまで、ずっと動かない。


ずっと待っとくんだ。


夜になっても、朝になっても
ずっとずっと。



……樹と会えるまで。