朝が待てなくて


「真琴ちゃんって…樹とつきあってるの?」


真顔で香美さんに訊かれた。



「えっ、つ、つきあうとかそういうんじゃないです」


「だろ? 樹もそう言うんだよなぁ。そういうんじゃないんだって」


「じゃ、どういうのなの?」


と首を傾げる香美さん。


それはわたしも訊きたい。




じゃ、どういうのなの………?




「それは真琴と俺にしかわかんねーの、とか威張ってくるんだよ。変だろ? 樹のやつ」


えー…わたしあんましわかんないよ…?





「だけど樹があんな楽しそうなの、久々に見たな」


ポツンと、香美さんが言った。


「そうだな」


祐二さんもうなずく。