「樹さんはー、今まで何人くらいの女の人とつきあったの?」
「へ、俺? つまんないぞー、俺の話」
「いいからいいから。
そういうのに興味ある年頃なの、わたし」
スゴイ…明穂。たぶん何も言えない残念な姉のために、いろいろと訊いてくれてる?
「3人…かな」
「……少ないよね、年のわりには」
中二の妹にそんなことまで言われて
「わはは、そっか?」と彼が笑った。
「長くつきあってた子がいたからなぁ…。あとはアキちゃんぐらいのとき、メールで始まってメールだけで終わる、みたいな淡―いやつが2人」
「え、そんなのもカウントしちゃうんだ?」
「あ…ダメ? っすか?」
「まぁいいよ。その年でつきあった人数が“1人”っていうのも何だか哀しいもん」
あはは…。



