彼の部屋に押しかける勢いがしぼんでしまい、駅のホームにぼんやり突っ立って、電車が来るのを待っていた。
「真琴?」
振り返ると見慣れたオチャメな笑顔。
「サホリ~ン!」
ホッとして思わずサホリンに抱きついた。
「早いね、サホリン」
なんか泣きそうになる。
「いつもこの時間だよ。真琴が普段遅すぎるの」
頭をポコンとやられた。
乗り込んだ電車のドア付近に並んで立ち、さっそく分析してもらう。
「うーん」
事情を説明したらサホリンはうなり声をあげた。
「やっぱり行って問いつめたほうがいいよね?」
おそるおそる訊くと彼女は真顔で答える。
「それ、結論を早めちゃうことになるかもしれないよ?」



