当日――
樹は何と祐二さんのワゴン車で迎えに来た。
祐二さんというのは、わたしが初めて樹と出会った日、パーキングで偶然会った彼のドライバー仲間さん。
「おはようございます」
樹は車から降りて、うちの親に挨拶してる。
やっぱ背が高―い。
目が合うと、涼やかな顔が途端にほどけて
「晴れたな」って笑った。
「うん」
やっぱ嬉しい…!
8人乗りのワゴンの運転席に祐二さん。
助手席にたぶん祐二さんの彼女。
「どうぞ」と勧められて
えと…どう座る?
躊躇してたら、2コ下の妹・明穂がさっさと最後列の奥の窓際を陣取った。



