そうして
いつもの定食屋さんでご飯を食べた。
「いい話だったの?」
「え?」
「会議、早かったから」
「あー、全然」
そう答えただけで、あとは何も言わずに
樹はご飯をもりもり食べた。
トラックに戻って、わたしを送ってくれているとき、
樹のケータイが鳴りだした。
ふたりでしゃべっていた延長で、笑顔で電話に出た彼の表情がサッと変わる。
「……わかった。俺も向かう」
そう言って電話を切ると、樹はわたしを見た。
「香美からだ」
「うん」
「夫が暴れてるって、たった今美里から連絡があったらしい。警察にも知らせるっつってた」
美里さん……。



