「何で? おかゆ作ってあげるよ?」
「お前、明日学校だろ?」
「樹んとこからのほうが、学校近いもん」
詳しい場所はまだ不明だけど、最寄駅同じだし!
「制服ないじゃんか」
「だから、今から家に戻って取ってくる。お母さんにはミャンマーんちに泊まることになったって言うもん……!」
ちょうどわたしの家に着き、
スーッと、樹は門の前に車を停めると、わたしのおでこをペチッと叩いた。
「真琴がいたら休養できねーから、ダメだ!」
うー……。ケチ。
けど、樹はそれからふんわり笑って
「今度の日曜も会おうな」
と言ってくれた。
わ、ホントに休みが取れるようになったんだ…!
へへへ…。ふくれっ面が即ニヤけてしまう。