朝が待てなくて


ビーチに戻りながら、樹に教えてあげる。


「あのね、お父さんにバレちゃった」


「え」


「わたしたちがつきあってること」


「ええっ!?」



樹の動揺ぶりったらない。



「な、なんで?」


「樹のせいだよ」


もったいつけつつ、あのバースディの夜、お父さんに目撃されてたって話をした。


それからそのあとお父さんと語ったことも。




「まいったな……」


借金のことまで知られて、猛反対されると覚悟していた樹は、お父さんの言葉に感動したみたい。


『樹クンも勉強中だな』ってやつね。




「おっし、がんばる!」


なんて張り切りだした。


で、つないでた手をパッと離して、


「真琴も自分でしっかりと泳ぎなさい」


とか言ってくる。



もぉ……。