朝が待てなくて


「食べる……?」


買っておいた焼きそばのパックを見せると、


樹は「おー、あとで食うな」と言った。


昨夜から何も食べてないのに、やっぱご飯食べらんないくらい調子悪いんだ。




じわっと、涙が出そうになってグッとこらえる。


そんなわたしの顔を見て、樹がちょっとうろたえた。




「あ、寝すぎか、俺」


とか訊きながら、彼は自分のケータイを拾って、ちらっと時間を確認した。


「うわ、2時半……」


樹が苦笑して、わたしの顔をのぞき込む。


放置されてスネてると思ったみたい。




「ゴメン」


大きな手のひらが頭に乗っかって、グリグリとやった。




ちがうよ。
謝るのはこっち。