朝が待てなくて


先回りして処分とかされちゃうと、上手に隠されちゃった感がして嫌なのかもしれない。


わたしが「捨てて」って言ったら、
たぶん樹は捨ててくれるのかなぁ…?


でもやっぱ、自分からそーゆーことを言うのは何だか気が引けた。


想いがもうないから、こういう紙袋だってもはや風景化しちゃってるんだよね?


なーんて都合よく思うことにする。




以前樹に「前の女の話なんてするなよ」って言われたから、美里さんのことには触れないようにしている。


「ちゃんと好きだから」って言ってくれた彼の気持ちを信じていたかったし


第一わたしが彼女の話を持ち出した途端、樹の脳裏にあの人の面影がよみがえるのが、たまらなく嫌だった。