「真琴は気にしなくて大丈夫! 彼氏に夢中だから無理だよっつっといたし」
「うん…」
「それよか、夏休みみんなで海に行こうって話になった」
「へー、海か。みんなって?」
サホリンが訊いた。
「うちらと塩崎、大淀、中村の6人」
「ほーほー」
わたし達は顔を見合わせる。
「ビーチでシオに告白されたりして」
なーんてミャンマーを突っついたら
「まっさかぁ!」って、興奮した彼女に思いっ切り背中を叩かれた。イタタ…
「いや、海でいいムードになっといて、告るのは修学旅行前がお勧めだけどね」
サホリンがケロッと言った。
あ、ずっるーい。反則!



